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とにかく食べたい!好きにしたい!
こんにちわ(*^^*)雨女しおです☔
父の話を引き続き(^_^;)
今回は2017年4月以降何度も繰り返した入院の話です。
2017年のお正月にインフルエンザにかかり、下旬には誤嚥性肺炎で入院、2月中旬に退院してきたのですが、肺炎の際に体の状態が栄養失調と言われたことと、病院食ばかりで好きに食事ができなかったことで、父の食に対する欲が爆発(^_^;)
新しい病院でのお医者様には
ちょっと娘、お父さん大変よ、今の状態は栄養失調。でも、もともと糖尿病も持ってるね。腎臓も良くない。糖尿病と腎臓病の治療は正反対だからね、大変よ。でも、今はとりあえずちゃんとご飯食べて体力付けさせて。
その後、なぜか新しい病院(以後T病院)の先生たちに私は、おい娘、娘。と呼ばれるようになるのです”(-“”-)”
食べなくては元気にならない!という気合がよろしくなかったのか、父は嘔吐と下痢を繰り返すようになります。
食事中でも疲れて、テーブルの横のソファーに寝転んだりしながらもなぜか食事は食べようとするのです。(ビール付き🍺)
やはりどうも調子が悪いので訪問看護師さんと相談、T病院に入院することにしました。
お医者様に話を聞いた母によると、食べ物が大変によろしくなかった模様。
生ものや、外食もよろしくなかったようでした。
父はお刺身大好きなのです。お肉や揚げ物も(特にてんぷら)その時の父の身体には負担が大きかったようです。
身体の調整のため、1週間ほどの入院でした。
が、しかし。
退院したその日に冷たーいビール🍺
食事もこってり&お刺身が並ぶのです。
この記事読んでいる方は思うはずです。
出さなければええんちゃうの?
そう、出さなきゃいいんですよ。
外食だって連れて行かなければいいし、ビールだって買わなきゃいいし出さなきゃいいんです。
いいんだけれども、身体は動かなくても口は動く。
だから、なんで食べさせへんのや!いけずや!ちょっとくらいええやん!お母さんの思い込みや!問題ない!等々(>_<)
出すまで言う。やるまで言う。大きな声で。
父は、昔ながらのお父さんでしたからね。
病を得て、自分の弱さやわがままがコントロールすることがどんどんできなくなってきていたのです。
そりゃそうかもしれません。
自分でも身体がどんどん動かなくなって、思うように動かせなくなって、食べることくらいしか楽しみがないんですから。
が、しかし、退院から10日ほどでまた、嘔吐と下痢により検査入院。
ポエムな余命宣告
胃カメラやらエコーやらで内臓の様子を検査してもらったら、もう全体的にむくんで食べたものがうまく消化できていないとのことでした。
母と父の様子を見ていたら、お医者様が来られて、あ、娘がいる、ちょっとこっちこっち。
うん?なんだ?どうした?
先生 娘さん、良く聞きなさい。人生には春夏秋冬があって、
お父さんは今、人生の最後冬の時代に来ています。
私 はい・・・。(それは初冬?晩冬?今どのへんよ?)
先生 まだ、71歳だけどね身体のすべてが衰えていてもう80歳90歳の人の体の衰えや。老衰です。だから何食べてもいい、お酒飲んでもいいから、残りの人生を豊かに過ごさせてあげてください。
私 はぁ、冬ですか?長くはないんですか?
先生 今日明日ではないし、すぐそこってことでもないけど、あと何年もは、ない。
私 はぁ、そうですか・・・。冬、ですか・・・。
これが2度目の、余命宣告。
母になんて伝えよかな・・・。冬ってどのへんなんやろ。
結局、そのまま、お父さん今、冬らしいわ。どうするよ。
と伝え、そのまま兄・姉を含めて家族会議となり、もうしゃあないな、お父さんのいいように・・・。となりました。
そんなポエムな余命宣告を受けながらも、父は退院してきましたが、退院後2、3日で胃や胸が焼けるように痛いと言い出して苦しみだしました。
不調の原因
母から、お父さん病院連れてくからあんた帰ったら車で病院来て!!との連絡。
急いで病院にか駆けつけると、車いすでうなだれる父と背中をさする母の姿がありました。
その日の当直の先生は外科の先生でした。
先日の入院時に撮った胃カメラの写真を見ながら、
お父さん胃が動いてないね、腸の方へ食べ物が押し出されていないです。食べたものが逆流して嘔吐して、それが原因で誤嚥性肺炎になったんですよ。
その先生曰く、胃という臓器は筋というか腱みたいなもので出来ていて、食べ物が入るとそれが動いて消化活動をして十二指腸や小腸に送り出されていく。でも、一度その腱を切ってしまうと、自分では動かなくなる。だから、食後はできるだけ姿勢を良くして座っていなければならない。でないと食べたものが消化されない。誤嚥性肺炎でもそうだけど、食後は特にしばらく座っていることが大切なのだ。と。
父は、胃がんの手術後、から食べたらすぐにごろりと横になることが多かったので、それも消化活動には良くなく、誤嚥性肺炎の誘発にも繋がったようです。
そんなこんなで、父の身体をどうしたらいいか、再度、調整と検査のため入院となったのです。