父と食欲と栄養補助飲料。【吸収不良症候群って何?】

  • 2019年8月30日
  • 2020年8月10日
  • 父と娘
  • 221View
  • 0件

目次

アルブミンの数値が低すぎる!!

こんにちわ(*^^*)雨女しおです☔

今回は父に食事制限がかかってしまうまでの話です

飛び込みで診てもらった外科の先生に、すい臓の手術後に父に起こった体の変化や、今までの食事の姿勢の悪さを指摘され、胃の痛みや嘔吐、下痢の原因がわかりました。

胃が自分で動いてくれないのに、食後すぐ横になっていたこと、(これは誤嚥性肺炎にも良くない行動なので、皆様食後しばらくはちゃんと座ってましょうね☺)それからもう一つ、「吸収不良症候群」という症状であったらしいのです。

病気のことなのでリンクを

https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/digestive-organs/digestive-organs_06.html

この症状があるためか血液中のアルブミンが低いと言われていました。

食べたものを分解して血や肉に変えることができていないというのです。

だから、外科の先生は糖尿病も腎臓も肝臓もとりあえずは問題ないから(これに比べてということ)このアルブミンの数値を上げましょう。と考えたらしいのです。

後日、看護師に聞かされた話によると、ポエムな余命宣告をしたお医者様は正しい。お父さん衰えてますよ。生きていくための力がないのだから、おそらくは老衰ですよ。

外科の先生は今までやってきた間違えた行動(食べてすぐ横になるとか・・・)を正して、消化を良くしてアルブミンの数値が上がれば少しずつ、本当に少しづつでも良くなるかもしれないと、試してるんですよ。と。

エレンタールな毎日。

栄養を普通の食事からとれないのであれば、吸収の良い栄養補助食品として、エンシュアールリキッドという補助食品を飲み始めました。

そして、退院となるのですが。

退院直前、エンシュアールリキッドから、エレンタールに栄養補助食品が変更となりました。

これを朝と夕方2回飲むだけで、ほぼ1日の栄養素は全て取れるというドリンクなのです。

ほぼ1日分すべてをこれで取るということは、食事を取ると自動的に体にとっては食べすぎということになるのです。

ここで、気にしなくていいよと言われていた、糖尿病問題が出てくるのです。

そう、父が大嫌いな食事制限(>_<)

ま、好きな人もいませんが・・・。

先生からは、特に糖質は絶対に取りすぎてはいけませんよ、娘、糖質制限ダイエットの勉強だと思って取り組みなさいよ。ご飯はおちょこに1杯、仏さんのご飯くらいだよ。いいね。

といわれていたのですが、完璧にカロリー計算された病院食の食事量、特にご飯の量は結構多かった(^_^;)

仏さんのご飯ではなかったのです(*_*)

なので、父は何で病院で食べて良くて、家ではダメなのか。と、栄養士や先生に繰り返し繰り返し聞くのです。

先生たちは、家で病院食ほどきっちりカロリー計算をするのは難しいし、母が大変すぎる。

だから、食べる量を減らせばカロリーが減るし好きなものを少しだけど食べれるでしょう。というのです。

それでも、父はぴんと来ておらず、病室でもお菓子や飴を食べ続けるのです。

この頃から、にわかに血糖値が上がり始めており(エレンタールを飲むと、血糖値が上がりやすいのです)糖尿病が気になり始めていました。

退院する日も、病室から出る際に車いすから私と母を振り返り、

父 今日はカレーにしよう。カレーが食べたい🍛

私 うーん。お父さんカレーは糖質だらけやね、かわいそうだけど、先生の話からするとカレーは避けたいやね・・・。

父 カレーの何があかんのかわからん。病院食だってご飯茶碗に一杯入ってる。なんで家ではあかんのや。

私 病院食のカロリーは完璧に計算されてるやん。

父 わからんわ(# ゚Д゚)

今思えば、父も私たちも食べて元気をつけろと言われたり、食べるなと言われたりで、どうしていいのかわからなくなっていたように思います。

1泊2日の退院

退院して丸一日、(ま、ビール🍺飲んでましたけどね♪)

夜、父が悪寒で震えだし、あっという間に39度超えの熱が出ました。

すぐに訪問看護士に連絡、看護士さんが病院に連絡を入れてくれ、私は教えられた介護タクシーに連絡をして、母と父を病院に連れていくことに。

タクシーが来るまでの間に、父は意識が朦朧として、身体はだらりと力が入らない状態でした。

しかし、ドライバーさんはいろいろな器具を使い、意識朦朧で身体がだらりとなった父を抱き上げ、車にさっと乗せてくれたのです。

介護タクシーに連絡をしたとき、父の身長や体重、その他身体の状態を聞かれたのですが、これは患者を抱き上げて車に乗せる時に力の弱いドライバーでは手に負えないらしいからだそうです。

この時は比較的若く、大柄なドライバーさんで良かったのですが、次回呼ぶ時も体重や身長を聞かれるので、若いドライバーを希望した方がいいですよ、少ないけど(^_^;) といわれました。

そして、何と言ってもタクシー代。

車に乗ってから、料金は1時間8,000円でーす♪

母と二人、そっと財布の現金を数えなおすのでした((+_+))

病院に運び込まれ、診察を受けた父の病名は誤嚥性肺炎。

そして、血糖値は500近くなっていました。

はい、即入院でした。

手続きをして、あれこれ看護師と話をしてから病院を出たのは夜中の2時。

家までの道のりを母と二人歩きながら、血糖値500近かったね。

怖いね。困ったね。これからどうなるんだろうね。

言いながら、とぼとぼと二人で家に帰ったのでした。

Follow me!

最新情報をチェックしよう!